新卒社員の声
千田 裕貴大洗事業所 技術部 技術開発一課（原子力安全工学科）
- 現在の仕事
- 私は現在、大洗事業所 技術部 技術開発一課に配属となり、高速炉用構造設計のための研究で必要となる、大気や不活性ガス中など、様々な環境下での金属材料強度評価試験を行う業務に携わっています。
業務内容には材料の引張強度を測定する引張試験、高温環境における応力による材料の変形を測定するクリープ試験、材料に繰り返し負荷を加えることで疲労破壊に至るまでの応力の限度や回数を測定する疲労試験といった多岐にわたる材料試験があり、基本材料特性データを取得することで材料試験データの拡充を図っています。 - 仕事のやりがい・魅力
- 材料試験と聞くと地味な印象を受けるかもしれませんが、高速炉という高エネルギーを取り扱う特殊な設備についての研究では貴重な試料を取り扱うことも多く、何千、何万時間と加熱された材料や試験開始から20年以上経過する試験片を取り扱うこともあり、責任感がある分やりがいを感じます。経験豊富な先輩方が多く、知識と技術の両面で日々ご指導いただいています。
加えて、どの配属先であっても、原子力という安全性が何より求められる分野に携わるため、規律を守る習慣を身に着けることができます。この習慣は仕事のみならず社会で生きていく上で重要なものであり、今後の人生にも役立つ価値のあるものだと思っています。
また、ワーク・ライフ・バランスの面で秀でている点も魅力の一つです。有給休暇が取得しやすい上に特別休暇も付与されるため十分にリフレッシュすることができ、ストレスを溜め込むことなく仕事に取り組むことができます。 - 就活をしているみなさまへ
- 就職活動が始まると、常に時間に追われることになります。企業研究、説明会の日程調整、履歴書送付の期限、面接対策、いずれも時間との勝負であり、周りが順調に進んでいる中で自分だけが遅れているのではないか、と不安になることもあるかもしれません。勿論、期限を厳守することは当然ですし、競争率の高い仕事に就くには早くからの行動が求められます。ですが、どうか焦りすぎないでください。日本国内だけでも数えきれない数の職場があり、その一つ一つに長所も短所もあります。早く内定を取らなければと焦ったり、自分の希望する仕事は絶対にこれだと決めつけたりすると視野が狭くなり、自分が本当にやりたいことを見失ってしまうかもしれません。就職活動の早期化が進む現代だからこそ、ふと立ち止まって視野を広く持つことの大切さを忘れないでください。